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「アントニーとクレオパトラ」

mini_111031_1055.jpg蜷川幸雄さんがシェイクスピア作品、全37作を手掛ける「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の第24弾 『アントニーとクレオパトラ』@大阪 シアターBRAVAを見に行きました。

昨年、第23弾『じゃじゃ馬馴らし』の大阪公演@シアター・ドラマシティに行って面白かったので今年も。
大阪千穐楽です。

う~ん…退屈。これはね、蜷川さんのせいでも役者さんたちのせいでもなく、シェイクスピアの脚本が…。
場面転換が多すぎなこともあり、アントニーにもクレオパトラにも共感が持てなくて感情移入ができず、シェイクスピアらしい長セリフと相まって、死ぬんならさっさと死んじゃえば?と思う始末で…(・・;)
役者さんたちには悪かったんですけど、アンコールもしたくない、スタンディングオベーションなんてとんでもないで、終演後さっさと帰る人続出でした。(大阪はシビアですしね。)
アントニーもクレオパトラもこんなしょうもない人間だったら後世まで名は残らなかったと思いますけどねぇ。

美術は面白かった。場面転換の多さをがんばってカバーしていたと思います。
最初、歌舞伎の定式幕(中央に大きくシェイクスピアの顔)が柝の音と共に(横に)引かれ、舞台中も大道具を黒衣が出し入れする…。たぶん黒衣を使いたいばっかりに歌舞伎仕様になったのでしょうね。
好き好きでしょうが、私は疑問。(こうしてみると黒衣ってすごい発明!w)

シェイクスピア全37作を上演する企画自体は志高くていいとは思いますけれど、全作品が商業演劇としていい作品かというとムリがあるのでしょうね。(シェークスピアって江戸時代初期頃の人です)
蜷川さんの名前である程度集客できるでしょうけれど、めぼしい作品が既に上演されている中、今後どうだか…。もう少し早い段階で気づけばよかったと残念に思ってます。
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「アントニーとクレオパトラ」 フォトギャラリー @asahi.com

彩の国シェイクスピア・シリーズ 公式ブログ


img109_R_20111030213246.jpg彩の国シェイクスピア・シリーズ第24弾は、政治と情熱に突き動かされた悲劇『アントニーとクレオパトラ』を上演する運びとなりました。カリスマ的なローマの武将アントニーが巨大な権力と名声を犠牲にしてまで、エジプトの女王クレオパトラに愛をささげる物語。これまで、シェイクスピア・シリーズの作品は国内だけでなく英国・ロンドンや米国・ニューヨークなど海外公演でも評価が高く、今回の『アントニーとクレオパトラ』では、演出・蜷川幸雄氏も初めてとなる韓国公演が決定しております。

マーク・アントニー役には、ニナガワシェイクスピアでその実力を十二分に発揮し、海外公演での評価も高い吉田鋼太郎。クレオパトラ役には、宝塚を退団して以降、主演舞台に立ち続けさらに飛躍している安蘭けいが、初めての蜷川作品、初めてのシェイクスピア作品に挑みます。

世界のニナガワならではの魅力的なキャストによる、『アントニーとクレオパトラ』にどうぞご期待ください。


■ストーリー

紀元前40年のローマ帝国。ジュリアス・シーザーが暗殺され権力を握るローマ帝国の武将アントニー(吉田鋼太郎)は、今ではエジプトの女王クレオパトラ(安蘭けい)の色香の虜となり、周囲の者をあきれさせている。そこに、妻のファルヴィアが、同じくローマの武将であるオクテイヴィアス・シーザーとの戦いに負けたあと、病死したという知らせが入る。アントニーの心は揺れるが、ポンペイがローマに対して宣戦を布告したとあっては、座視することもならず、クレオパトラの嘆願も振り切って、ローマへ帰る。
亡き妻が起こした戦争で気まずくなったシーザーとの仲を修復しようと、アントニーはシーザーの姉オクテイヴィアとの結婚に踏み切る。こうして、アントニーはシーザーと和解して、ポンペイとの戦いに備える。
やがて、ポンペイと三執政官のあいだで和議が整い、ポンペイの船上で盛大な宴会が開かれるが平和は続かなかった。シーザーはレピダスと組んでポンペイに戦いをしかけ、打ち破る。その上、レピダスを監禁し、全世界の覇権を手にしようともくろんでいた。アントニーはシーザーの専横ぶりが許せない。せっかく仲直りしたシーザーとアントニーの戦いが始まる。アントニーは昔ながらの一騎打ちを挑むが、シーザーに拒否され、かえって海での戦い挑まれる。クレオパトラとアントニーは、周囲の反対を押し切って、あきらかに不利な海戦を選ぶが、戦場でのクレオパトラは子供同然で帆を翻して逃げ出してしまい、アントニーもそのあとを追ったため、一気に勝負はついた。
アントニーとクレオパトラは、シーザーに嘆願の使者を送るが、シーザーはクレオパトラの嘆願にだけ耳を傾けない。クレオパトラのもとに、シーザーの要求を伝える使者がやってくると、クレオパトラはシーザーを神と呼び、卑屈に媚びる。それを知った、アントニーは憤りながらも、自分の凋落を予感する。そして、最後の力をふりしぼって、シーザーとの戦いにすべてを賭ける。
劣勢ながらアントニーの軍勢は善戦したが、前回同様、エジプト船の敵前逃亡のために敗れ去る。二度にわたる裏切りに怒り狂ったアントニーは、クレオパトラにあらんかぎりの悪態をつく。クレオパトラはアントニーの愛を取り戻そうと、霊廟に閉じこもり、自殺したとアントニーに告げさせる。それを聞いたアントニーは、もはや最後と覚悟を決め、あとを追って自決を試みたが、剣が急所を外れ、死にきれない。従者たちの手でクレオパトラのいる霊廟に運ばれ、女王の腕の中で息絶える。
アントニーの死を知ると、シーザーはクレオパトラに使者を送り、女王にふさわしい扱いの約束を伝えるが、クレオパトラは、自分をローマ凱旋の見せ物にしようというシーザーの魂胆を見抜いていた。女王の正装に身を包むと、ひそかに差し入れさせた毒蛇に、胸を噛ませて死ぬ。


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