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「松園の描く唐美人」展

karabijin20h.jpg松園の描く唐美人 ~唐美人に託した想い~ 展

品格を重んじた女性像を確立し、近代日本画壇に大きな足跡を残した上村松園。松園が描く女性は凛として清澄で、平安、桃山、江戸など様々な時代風俗に身を包み、日本的美意識に基づいた姿で描かれています。しかし、そうした作品を制作する一方で、多くの唐美人を描いていたことは、これまであまり注目されてきませんでした。

漢文・漢詩に親しんだ松園にとって説話に登場する唐美人は、深い精神性をたたえた女性像であり、松園が理想とする女性像に近い存在でした。また円山・四条派の画家たちが手がけた名作にも唐美人を題材にした作品が残されており、早くから親しんでいた画題だったと思われます。

 明治期には先人の画家たちが描いた唐美人を模写することで技術を磨き、大正期においてはスランプから脱するために唐美人に取り組み、崇高な精神性を学びました。そして、昭和期に至ると優美で格調高い唐美人を確立し、故事や過去の秀作から脱した独自の画境に到達したのです。

 親交のあった菱田春草に制作を依頼して、生涯大切に手許に置いていた作品も唐美人であり、松園にとって唐美人は単なるモティーフのひとつではなく、理想とする美人像を追究する上での大きな指標であったと考えられます。

 本展では、「楊貴妃」をはじめとする様々な唐美人作品を通して、松園が取り組んだ研究の一端をご覧頂き、唐美人に託した松園の想いを明らかにします。



大好きな松園さんなのですが、今回のはあまりにボリュームが少なく、物足りない思いが残りました。
まあ、去年大規模な松園展に行ったせいもあるのでしょうし、松園さん自身が習作で描かれただけであまり残っていないせいもあるのでしょうけれどね。


松園の描く唐美人 ~唐美人に託した想い~
2011年3月15日(火)~5月15日(日)午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
 ※会期中一部展示替えがあります。
 前期3月15日~4月14日 後期4月15日~5月15日
休館:月曜日(3月21日(月)は開館、翌22日(火)は休館)
松伯美術館

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HI392315.jpg 紅スモモ


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Last Modified : 2017-08-21

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