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レッドパージ・ハリウッド―赤狩り体制に挑んだブラックリスト映画人列伝

このところ朝日新聞の読書欄とは気があわなかったのであるが(笑)
久しぶりに『レッドパージ・ハリウッド―赤狩り体制に挑んだブラックリスト映画人列伝』(評・中条省平氏)

映画通ではない私でもチャップリンがレッドパージ(赤狩り)でアメリカから追放されたということぐらいは知っていたのだけど、本書は『1950年代、赤狩りの嵐吹き荒れるアメリカで、左翼脚本家・監督・俳優たちは、いかに戦い、どのような作品を残したのか。隠された歴史を丹念に洗い出し、克明に記録する、レッドパージ研究の完全決定版。』だそうである。

なんでも追放されたはずの有能な映画人は密かに良質の仕事を行い、ハリウッドに貢献していたという。たとえばドルトン・トランボは匿名で『ローマの休日』、偽名で『黒い牡牛』の脚本を書いて、2度もアカデミー賞を獲っている!
にわかには信じがたいが、事実なら(事実なんでしょうけれど)面白い。
ハリウッド全体が政府の方針に反対だったということじゃないの?

アメリカも世界で唯一の民主国家だなんて威張っているけれど、奴隷制とか禁酒法とかこの赤狩りとか、かの国の歴史に詳しくない私でもいろいろ挙げられるくらいで、そんなに威張れるのか?って思ってしまう。
そしてベトナム戦争でなにも学習しなかったのか、今のイラク戦争。一般のイラク国民の生活は確実に戦争前より悪くなっている。

今日は9月11日。なぜあのようなテロが起きたのか、なぜ起きてしまったのか、アメリカ人自身がきちんとした総括を行っているようには見えない。
そろそろヒステリー状態も醒めてきた頃。そろそろ考えてみたらどうかなぁ。報復戦争に駆り立てたのは、あのテロを防げなかった国防のあり方(ブッシュの責任)から目をそらすためだったとしか思えないが。


レッドパージ・ハリウッド―赤狩り体制に挑んだブラックリスト映画人列伝
レッドパージ・ハリウッド―赤狩り体制に挑んだブラックリスト映画人列伝
上島 春彦
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