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グレン・グールド

去年バッハを聴く気になって、いろいろ聴いていてグレン・グールドにたどり着いた。
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)
なんだか妙に気になる・・・うまいとかきれいとかじゃなく・・・
他の人のゴールドベルク変奏曲を聴いたことがなかったので、ポピュラーなモーツァルトを聴いてみた。
モーツァルト:ピアノソナタ集
モーツァルト:ピアノソナタ集
こちらはもうびっくり。リズムも強弱も、普通、そうは弾かないぞって違和感ばかりで・・・(苦笑)

その後なんとなく記憶の隅に追いやられていたのだけど、今日の新聞に「時の墓碑名~グレン・グールド」の囲み記事が載っていたので思い出した。
コンサートで、オーケストラと大指揮者と聴衆を待たせて、椅子の高さを調節するのに30分かけたというエピソードは知っていたけど、靴下は必ず左右別の色のをはいていたとか・・・奇矯の人だという印象が強いが、コンサートを嫌い、聴衆は「残酷で無情」だと言い、コンサートを行わなくなってもスタジオ録音を続けていたそうである。
この気持ちはとてもよくわかる。彼は観客のために演奏するのではなく、音のために演奏する、それが楽しかったのだろう。彼にとっての音楽とはそういうものだったのだろうと思う。「演奏は競技ではない。恋愛です」

なぜ今グレン・グールドなのかと思ったら「吉田秀和賞」の第15回受賞者が、「グレン・グールド論」の宮澤淳一氏(41)に決まり、授賞式が行われたからのようだ。カナダの独創的ピアニストの世界を、演奏や思考の移り変わり、カナダの社会や自然との関係などから浮き彫りにしたことが評価されたのだそうだ。
グレン・グールド論
グレン・グールド論
宮澤 淳一

walkingtune 宮澤淳一氏のウェブサイト


余談だけど、グレン・グールドは15年にわたって夏目漱石の小説「草枕」を愛読していたのだという。グールドが共鳴した漱石の人生観、芸術観とは何かについて書かれたのがこれ。なぜ漱石なのか、なぜ草枕なのか、読んでみたい。
「草枕」変奏曲―夏目漱石とグレン・グールド
「草枕」変奏曲―夏目漱石とグレン・グールド
横田 庄一郎



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