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上村松篁・淳之版画展

版画展

たまたま行った近鉄百貨店奈良店の美術画廊で「上村松篁・淳之版画展」をやっていた。
先日松伯美術館で松園展を見たばかりだったので、どんなものか覘いてきたのだけれど、まあ無残・・・
ホンモノを見てきた目には換骨奪胎おびただしく、見られたものではない。

そして相変わらずの淳之.....
彼の背景と遊離した具象とも抽象ともつかない中途半端な鳥たち。
少しも心を動かさない。美しいと思わない。
彼はおばあさまの遺産で食いつないでいるとしか思えない。
彼は画は「ものごとを具現化、現実世界を再現するのではなく、象徴的に表現することだ」と言うが、きちんと具現化できない者のつまらない言い訳なのではないのか

一般的に野鳥の飼育は禁止されているにもかかわらず、彼は"写生"に役立てるため自邸の庭で野鳥を飼育している。それを美談にさえしている。
あまつさえアメリカにしかいないはずのシロトキやクロエリセイタカシギを放鳥したという。
たかが絵のために自然の生態系を壊してよいのか?
"たかが絵"ではないと彼は思うのであろう。
そこがすでに歪んでいる。

死んだ鳥を冷蔵庫に保存しておいて、必要なときに死体を取り出してきて机に並べ、その死体の羽を広げながら写生にいそしむという。
おぞましいと言うほかはない。
そこには自然に対する畏怖の念、命に対する敬愛の念は存在しない。

おばあさま(=松園)の絵に感銘を受ければ受けるほど、その名を汚しているとしか思えない淳之に強く嫌悪を感じる。


『生誕130年記念 上村松園展』27日までです。
こちらはほんとうに素晴らしい!!
ぜひぜひお出かけください!

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