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第68回 正倉院展

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恒例第68回 正倉院展 です。 一足お先にm(__)m

目玉の漆胡瓶↑の水差し。これは初めて見ました。
これをどうやって作ったと思います?
"テープ状にした木の薄板を巻き上げる巻胎(けんたい)技法によって素地(きじ)を成形し、全体に黒漆(くろうるし)を塗った上に、文様(もんよう)の形に切り透かした銀板を貼る平脱(へいだつ)技法で山岳や鹿、オシドリなどを施し、広々とした草原に禽獣(きんじゅう)が遊ぶ様子を表す。"
テープ状にした木の薄板を巻き上げる・・・(◎_◎;)
しかもこれを聖武天皇がお使いだったという感慨・・・。
毎年思いますけれど、聖武天皇の審美眼はほんとうに素晴らしい!

一部屋丸々の展示は初めて。
右の画像の左上の大幡(残欠)はもともとは13m~15mの長さになるそうで、聖武天皇の1周忌にはこれが10本も飾られていたそうで、豪華絢爛!

欲しかったのは楩楠箱 [べんなんのはこ]
(フライヤーの画像には載っていないのですが、こちらで)
「楩楠」というのはクスノキの根元に近いこぶになった部分や土中の根から得られた複雑な木理があらわれた素材を指すそうですが、木目の複雑な美をシンプルに箱にしているのがいい!欲しい!

明日から11月7日までです。
とにかく混雑していますけれど、覚悟の上でよかったらいらしてください。
イヤホンガイドは聞かれることをお勧めします。

第68回 正倉院展

 本年の正倉院展には、北倉(ほくそう)10件、中倉(ちゅうそう)29件、南倉(なんそう)22件、聖語蔵(しょうごぞう)3件の、合わせて64件の宝物が出陳されます。そのうち初出陳は9件です。例年通り正倉院宝物の概要がわかるような構成ですが、本年も宮内庁正倉院事務所による最新の調査成果を反映した内容に特色がみられます。また正倉院正倉の整備事業の完了を受け、宝庫や宝物の来歴を伝えるような宝物も出陳されます。  
 聖武天皇ゆかりの北倉からは、シルクロードの遺風を伝える名品として夙(つと)に有名な漆胡瓶(しっこへい)が、正倉院展では18年ぶりに出陳されます( ※ )。また鳥木石夾纈屏風(とりきいしきょうけちのびょうぶ)は、聖武天皇のお側(そば)近くにあった屏風で、花鳥を愛でた当時の宮廷生活が垣間見られる宝物です。  
 また、本年は聖武天皇一周忌斎会(さいえ)で懸吊された大幡(だいばん)(灌頂幡(かんじょうばん))に関連する宝物がまとまって出陳されるのも注目されます。大幡は総長13~15メートルに及ぶと考えられる巨大な幡で、多数の幡が法会(ほうえ)の場を華やかに飾ったと考えられます。今回は幡の本体、脚、脚先の飾り、芯に使われた裂(きれ)が出陳され、その全容が想像されます。  
 ところで、本年は多種多様な金工品が出陳されるのも注目されます。宝庫に伝わった奈良時代の銅銭、唐と日本の鏡、合金に用いられる金属のインゴットなどの鋳造(ちゅうぞう)に関係する品々、あるいは漆胡瓶と同じく平脱(へいだつ)技法が用いられた竽(う)、笙(しょう)、平脱鳳凰頭(へいだつのほうおうのかしら)などの装飾性豊かな器物類、そして目にも美しい様々な飾り金具など、金属と古代の日本人の関係にも思いを馳せていただければ幸いです。  
 このほか、素材の異なる3種の笏(しゃく)や、高度な技法で作られた象牙(ぞうげ)の櫛、近時の調査で染色材料が判明した愛らしい鳥形の飾りなど、天平の技と風俗にもご注目下さい。
※公開は、御即位20年記念特別展「皇室の名宝」(東京国立博物館 平成21年)以来、7年ぶり   


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 平成28年10月22日(土)~平成28年11月7日(月)

 @ 奈良国立博物館 東新館・西新館




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