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ETERNAL CHIKAMATSU -近松門左衛門「心中天網島」より-

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ETERNAL CHIKAMATSU -近松門左衛門「心中天網島」より-を観ました。

近松の「心中天網島」を現代の目から見て納得できる解釈をしようという、よく言えば意欲的な作品。

役者さんたちはそれぞれところを得て素晴らしい出来でしたが、う~ん・・・。
コンセプトというか脚本というか・・・う~ん・・・。
これ深津絵里さんご自身も納得されて演ってらっしゃるのでしょうか。

元々言えば、遊女の世界はあの時代のものとして現代人も観て納得できているわけですよね。
寺子屋の松王丸の行動も(あらすじを見るととても肯定できないけれど)歌舞伎の世界ではOKで感涙をよぶ。
おさんの行動も別にそんなには違和感はない。
それを売春が公にはとっくの昔に無くなっているはずの現代日本で非合法な売春婦であるところの現代人のハル(=深津絵里)が(また現代での売春のシーンが長い)、「心中天網島」の世界に現代人のまま入り込み、遊女小春(=七之助)と直に会話する・・・。
そしておさんや小春の行動を現代の目から見て納得できる解釈をしようというわけなのだけれど、女同士の連帯だとか、究極の愛だとか言葉だけはあるけれど、あまりに説明不足で、納得できないまま終了。
現代人が現代人の論理で納得できる説明は元々不可能なんじゃないのかと思う。

浄瑠璃or歌舞伎の「心中天網島」を知っていることが前提として必須なのは致命的。

深津絵里は上手いし、七之助はきれいでしたけど。


デヴィッド・ルヴォー演出
ETERNAL CHIKAMATSU -近松門左衛門「心中天網島」より-

魅力的な登場人物は、何世紀もの時代を越えて
私たちの前に現れ、いきいきと躍動する。
-  デヴィッド・ルヴォー(演出家) -

遊女・小春、治兵衛、その妻・おさんの三角関係を見事に描いた近松門左衛門の代表作「心中天網島」をベースに、”究極の愛”を描いた『ETERNAL CHIKAMATSU』

『日陰者に照る月』でウエストエンド演劇賞を受賞、その後、様々な作品でトニー賞を受賞・ノミネートし続け、世界の演劇界に衝撃を与え続けている演出家・デヴィッド・ルヴォーのオリジナルアイデアに基づき、作家・谷 賢一が書き下ろす最新戯曲です。

主演は、今回が初共演となる、日本を代表する女優の一人深津絵里とこれからの歌舞伎界を担う中村七之助が務め、共演には伊藤歩、音尾琢真(TEAM NACS)、中嶋しゅうなど、錚々たる俳優陣が顔をそろえました。2016年待望の新作戯曲『ETERNAL CHIKAMATSU』に、ぜひご期待ください。

【作】 谷賢一
【演出】 デヴィッド・ルヴォー
【出演】
深津絵里
中村七之助

伊藤歩

中島歩
入野自由
矢崎広
澤村國久
山岡弘征
朝山知彦 
宮菜穂子
森川由樹

中嶋しゅう

音尾琢真



【ストーリー】
ほんのちょっと1 5 分だけの恋のはずだった。妻子持ち・現在失業中ながら風俗店に通い詰めるダメ男・ジロウは、そこで働く売春婦・ハルにゾッコン惚れ込み、命掛けの恋に落ちる。周囲の静止も振り切って恋に溺れるジロウだったが、突如として態度を変えたハルに捨てられ、自暴自棄に陥ってしまう。その真意を隠したまま街をさまよっていたハルは、かつての遊女の涙で溺れたという蜆川(曽根崎川)のあった場所で、意外な人物と遭遇し、古い古い恋の物語に惹き込まれていく。

【人物相関図】 クリックで拡大図
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梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2016/2/29(月)~2016/3/6(日)
Bunkamura シアターコクーン 2016/3/10(木)~2016/3/27(日)


   東京で松井今朝子さんもご覧になるでしょうから答えは教えてもらおうっと・・・(笑)



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