* AtelierUNな毎日 *

 >  美術展関連 >  奈良礼賛 ~岡倉天心、フェノロサが愛した近代美術と奈良の美~

奈良礼賛 ~岡倉天心、フェノロサが愛した近代美術と奈良の美~

img293.jpg img294.jpg

狩野芳崖・横山大観・菱田春草・・・・
奈良礼賛 ~岡倉天心、フェノロサが愛した近代美術と奈良の美~
奈良県立美術館 です。

明治初期の段階から奈良の美というものに気づき、その調査、復刻、そこからの新たな創造という一連の流れがとてもよくわかり、実の多い展覧会でした。

復刻作品も素晴らしさもさることながら、各人の調査の日誌や、調査で定宿になっていた現存しない奈良の高級旅館『対山楼』(今小路町)の記録などたいへん興味深く、明治時代の奈良を見直すきっかけになりそうです。
資料としての価値が高いので、図録を買ってしまったくらいです。

5月24日までです。ぜひ。

狩野芳崖・横山大観・菱田春草・・・・
奈良礼賛 ~岡倉天心、フェノロサが愛した近代美術と奈良の美~


 正倉院宝物や仏像彫刻など、今日では文化財の宝庫として知られる奈良県ですが、このようなイメージが形作られたのは明治時代のことでした。
 廃仏毀釈の風潮や欧化政策の影響により、寺社などの伝来品が相次いで流失した明治初頭、窮状を危惧した政府はこれら宝物類の調査に乗り出しました。中でも、奈良を訪れたアーネスト・フェノロサと岡倉天心は、飛鳥・天平仏に深い感動を覚え、この邂逅を「一生の最快事なり」と語ったように、奈良での美の発見は、近代日本美術の牽引役を務めた二人の原動力ともなったのでした。
 本展では、こうした奈良での文化財の再発見を起点に、狩野芳崖や横山大観らによる奈良の歴史や文化財に着想を得た日本画、彫刻、美術工芸品をご鑑賞いただきます。天心やフェノロサらによって見出され、近代美術の原点ともなった「奈良の美」の魅力を、改めて感じていただける機会になれば幸いです。

Ⅰ 美の発見
 1 見出された奈良の美
  奈良の文化財を再発見したフェノロサ、天心らの宝物調査の記録やその精華である狩野芳崖の《悲母観音》を展示します。

 2 受け継がれる奈良の美
   模造彫刻が制作されるなど、奈良の仏像の技術や表現が受け継がれ、近代彫刻として再生されてゆく過程を概観します。

Ⅱ 美の創造
 1 見出された信仰の美
   信仰としてのみならず、美の対象として愛されるようになった奈良の文化を象徴する仏教美術(近代仏画)を展示します。

 2 甦る歴史の美
   明治期に調査・研究が進展した奈良の歴史や文化財に着想を得た日本画、工芸品を展示します。

 3 目指された東洋の美
   日本美術の源流を求めて、インドや中国へと目を向けて制作された日本画を展示します。

Ⅲ 美の伝承
 1 守り伝える奈良の美
   奈良の宝物調査や文化財保護との関わりを、関連資料により紹介します。

 2 フェノロサ、天心と奈良の美
   フェノロサ、天心が奈良に残した足跡を、関連資料や交流のあった人々などを交えて跡づけます。

 3 岡倉天心関連資料
   奈良を愛した天心の遺愛品などを展示します。


mini_150421_0953.jpg

奈良県立美術館
2015年4月11日(土)~5月24日(日)
  休 館 日  月曜日 ※5月4日(月・祝)は開館  
   開館時間 午前9時~午後5時(入館は閉館の30分前まで。)




関連記事

コメント






管理者にだけ表示を許可する