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第66回 正倉院展

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秋の恒例 正倉院展 です。

正倉院展で何が好きかというと、やはり工芸品ですね。(次は役人たちの端正な書)
今年も聖武天皇のひじつき(紫檀木画挾軾)とか箱(密陀彩絵箱や檳榔木画箱)や正倉院御物中唯一四角い鏡(鳥獣花背方鏡)とか、すてきでした。上のフライヤーに画像が載っているのは密陀彩絵箱ですけど、檳榔木画箱の方が好き。

美しくはなかったけれど、聖武天皇のベッド(御床)とかまるで畳のようなマットレス(御床畳残欠)とかは、私人としての聖武天皇が身近に感じられて感慨がありました。

珍しかったのは武器・武具がまとめて出品されていたこと。(毎年真面目に見学していたわけではないのでなんですけど、あまり記憶にない)
そして、『国家珍宝帳』(光明皇后が正倉院に収めた品の目録)にはある武器・武具が恵美押勝の乱で出蔵し、(使用されて)ほとんど戻っていないという事実や、同時に藤原仲麻呂(恵美押勝)名での直筆・東大寺封戸処分勅書※の展示は仲麻呂がリアルに感じられて感動。
 ※勅書というのは天皇の命令を伝えるものなのに(当時は淳仁天皇)、藤原仲麻呂(恵美押勝)が全文を書いて、一人だけで署名している。上のフライヤーに画像あり。  

今年の目玉はポスターにもなっている鳥毛立女屏風なのかな。
教科書なんかでも見る有名なもの。いわゆる天平美人です。
6扇のうち4扇がここにあって、あと2扇がどこにあるかというと・・・上野の『日本国宝展』@東京国立博物館(すんごいものがいっぱいなんですけど、人もいっぱいみたいで・・・ま、こっちもいい勝負か(・・;))
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私、鳥毛立女屏風が6扇あるということを初めて知った気がする・・・。

ま、なにはともあれ正倉院展です。
11月12日まで。

天皇皇后両陛下傘寿記念 第66回 正倉院展


天平の息吹を今に伝える正倉院宝物。千年の時を経て、なお燦然と輝く至宝の数々を、錦秋の奈良でじっくりとご堪能ください。

 本年の正倉院展には、北倉6件、中倉28件、南倉22件、聖語蔵(しょうごぞう)3件の、合わせて59件の宝物が出陳されます。そのうち初出陳の宝物は6件です。例年通り正倉院宝物の概要と来歴がわかるような内容・構成となっておりますが、天皇皇后両陛下の傘寿を慶祝するような、華やかな宝物が揃っているのが特色といえます。
 聖武天皇・光明皇后ゆかりの北倉からは、天皇の身近にあった家具・調度類がまとまって出陳されます。「天平美人」として高名な鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)は奈良朝の華麗な宮廷生活を偲(しの)ばせるに十分です。また聖武天皇がお使いになったひじつきである紫檀木画挾軾(したんもくがのきょうしょく)や寝台である御床(ごしょう)、あるいは大仏開眼会(かいげんえ)で履かれたと思われる衲御礼履(のうのごらいり)のような宝物からは、聖武天皇の存在が確かに伝わって参ります。
 また、異国の気分を伝える白瑠璃瓶(はくるりのへい)や白石鎮子(はくせきのちんす)、仏・菩薩への豪華な捧げ物を納めたと考えられる密陀彩絵箱(みつださいえのはこ)や檳榔木画箱(びんろうもくがのはこ)といった献物箱(けんもつばこ)、あるいは仏寺を飾ったかと思われる雑玉幡(ざつぎょくのばん)残欠(ざんけつ)、壮麗な鳥獣花背円鏡(ちょうじゅうかはいのえんきょう)、鳥獣花背方鏡(ちょうじゅうかはいのほうきょう)などの宝物、琵琶に似た弦楽器である桑木阮咸(くわのきのげんかん)などは、天平文化の精髄を今に伝えてくれます。
 ところで、宝物の献納目録を代表する『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』には多数の武器・武具が記されております。それらの大半は藤原仲麻呂(ふじわらのなかまろ)(恵美押勝[えみのおしかつ])の乱(天平宝字8年[764])に際して出蔵され、ほとんどが宝庫には戻りませんでしたが、これらの武器・武具を彷彿(ほうふつ)させる、中倉伝来の品々がまとまって出陳されるのも話題の一つです。豪壮な黄金荘大刀(おうごんそうのたち)や類例のない武器である手鉾(てぼこ)、漆葛胡禄(うるしかずらのころく)とこれに附属する(や)など、天平の「武」の部分にもご注目下さい。
 このほか、昨今の保存修理技術の進展によって新たに修理が行われ、出陳可能となった伎楽面(ぎがくめん) 酔胡従(すいこじゅう)や、近年鑑真(がんじん)将来の可能性が指摘された四分律(しぶんりつ)などの宝物からは、現在進行形の宝物の置かれた状況が伝わって参ります。 

平成26年10月24日(金)~平成26年11月12日(水)
奈良国立博物館
※11月12日(水)は天皇皇后両陛下の傘寿をお祝いし、入館無料となります。




なら仏像館(旧帝国奈良博物館本館・重文)は改修工事中です。(~2016年3月予定)
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