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三月花形歌舞伎 昼の部

minamiza_201403ff02_jpg.jpg南座三月花形歌舞伎 昼の部です。

南座に伺うのは2010年の顔見世以来。
ずいぶんご無沙汰していました。

吹雪峠、新歌舞伎とは言え上演がほとんど途切れていたのに、最近ちょこちょこかかるようで・・・わかるなぁ。
この後、どうなるかというところを観客に考えさせるのが今は許される・・・。

素襖落、松羽目ものは寝るのよねぇと思ったらほんとに途中寝てしまって・・・新悟さんの踊りを見損ねた。 
太郎冠者が松緑さんで、彼のセリフ回しは嫌い(スミマセン)なんですけど、踊りはよかった。

今回、菊乃助さんの切られ与三が見たくて行ったのですが、体も声も凄みも線が細すぎてちょっと・・・。
吹雪峠のおえんもお富も梅枝さんなのです。時蔵さん(今月国立で「切られお富」されてます)のご長男。昔巡業で静御前を観たことがあるようなのですが、記憶はなく・・・。
菊五郎さんなら時蔵さんだったのだろう与三郎とお富をその息子世代が演るという面白さ。もちろん二人とも初役。
なので今後どう変わっていけるか楽しみにしておきます。
團蔵さんの蝙蝠安がとてもよかった。

なぜか先斗町のきれいどころがずらっと。余禄でした。



三月花形歌舞伎 昼の部

一、吹雪峠(ふぶきとうげ) 
       直吉  亀三郎
       おえん 梅 枝
       助蔵  松 也

◆極限状態で描く三角関係の人間模様
 荒れ狂う吹雪の中、山小屋に辿り着いた助蔵とおえん。おえんは、助蔵の兄貴分である直吉の女房でしたが、助蔵と密通を重ね、駆け落ちをしました。そこへ偶然にも直吉が現れ再会する3人。一旦は2人を許した直吉も、仲睦まじさを目の当りにして耐えきれなくなり、殺気立った形相で2人に出て行ってほしいと言います。固く結ばれていた2人でしたが、死の恐怖から互いを罵り命乞いを始め…。
 人間の男女の愛憎と欲望などを描き出した巧みな心理劇の新歌舞伎をご覧いただきます。

二、新歌舞伎十八番の内 素襖落(すおうおとし) 
       太郎冠者   松 緑
       太刀持鈍太郎 亀 寿
       三郎吾    巳之助
       姫御寮    新 悟
       次郎冠者   松 也
       大名某    権十郎

◆新歌舞伎十八番の嚆矢となった喜劇味溢れる舞踊劇
 伊勢参宮を思い立った大名が、叔父を誘おうと、太郎冠者を叔父の館へ向かわせますが、あいにくの不在。名代の姫に酒を振舞われ、太郎冠者は盃を重ねます。源平合戦の「那須の与一」の件(くだり)を語ってみせ、さらに素襖まで頂戴しますが、帰宅した太郎冠者は酩酊状態。決して渡すまいと隠していた素襖を大名の前で落としてしまっても気づかない始末です。そして、素襖を巡って大名が、太郎冠者をからかうのでした。
 狂言をもとにした松羽目舞踊の嚆矢となった作品です。竹本と長唄の掛合いでお贈りする喜劇味溢れる舞踊劇をお楽しみください。

三、与話情浮名横櫛 (よわなさけうきなよこぐし)
    木更津海岸見染めの場
    源氏店の場
       与三郎     菊之助
       お富      梅 枝
       蝙蝠の安五郎  團 蔵
       鳶頭金五郎   松 緑
       和泉屋多左衛門 彦三郎

◆若旦那の一目惚れから生まれた、しがねぇ恋の行く末は・・・
 「木更津海岸見染めの場」大店伊豆屋の若旦那与三郎が鳶頭の金五郎に連れられて浜見物をしていると、木更津界隈の顔役である赤間玄左衛門の妾お富と出会い、浜辺で互いに一目惚れします。
 「源氏店の場」2人の仲を知った赤間により、与三郎は瀕死の重傷を負い、お富は身投げをしたところを和泉屋多左衛門に救われました。それから3年が経過。今は、多左衛門のところで囲われ者となっているお富のもとに、時折たかりにくる蝙蝠安が、相棒をつれて訪れます。頬被りで傷だらけの顔を隠したその相棒こそ…。
 「しがねぇ恋の情けが仇」の名ぜりふが有名な世話物です。


京都南座 
平成26年3月2日(日)~26日(水)
吹雪峠 11:00-11:30
   幕間 30分
新歌舞伎十八番の内 素襖落 12:00-12:55
   幕間 30分
与話情浮名横櫛 1:25-2:50




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