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特別展「女性たちの物語」~松園のモデルとなった才女たち~

窓を開けて車を走らせていると、ときどきいい香りが飛び込んできます♪
金木犀が咲きはじめました。
ちょっとはっきりしないお天気です。

特別展「女性たちの物語」~松園のモデルとなった才女たち~

長い展示期間だと思っていたのですけど、終了まであとわずかだと気づいて買い物がてら寄ってきました。
近くに住んでいる強みですね。ありがたい。
さすがに会期末、けっこう人が多く、観光バスまで来ていました。

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本画10点なのでちょっと小さい展覧会ですが、大好きな松園さんなので楽しみました。
顔かたち、衣装や髪型の自然さ、意匠・・・ほんとうにステキ。
何度観てもシアワセな時間をくれます。

今回下絵だけだった「序の舞」、やはりこの館で観たい!!
そのうち巡ってくることを祈ります。


特別展「女性たちの物語」~松園のモデルとなった才女たち~
60年以上の画業において女性美を追究し、独自の美人画を展開した松園。そんな彼女が好んで描いた題材に、物語や歴史上に伝わる才女たちの姿があります。

大和撫子の気概を貫き自害した遊女亀遊や、無実の罪を晴らし身の潔白を証明した小野小町、源頼朝の面前で義経を想いながら舞を舞った静御前の毅然とした姿は、男性社会の中で苦悩する松園に大きな力を与え「遊女亀遊」「草紙洗小町」「静」などの傑作を生み出しました。また大正期には「娘深雪」「花がたみ」「焔」と、恋する女性の内面を追究するうち狂気や怨恨に満ちた凄艶な世界へと足を踏み入れ、スランプに陥りますが、「焔」完成から4年の時を経て発表された「楊貴妃」は格調高い情趣に包まれ、スランプを脱し新たな出発を約束するものとなったのです。

美しい容姿と教養を兼ね備えた彼女たちは松園にとって理想の女性像であり、心の友として松園を支える大切な存在だったと考えられます。「心と心が無言のうちに相通じる」残された言葉にたがわず、親しみを込めて描かれた叡智あふれる女性像をお楽しみ下さい。

主な展示作品
「花がたみ」大正4年 松伯美術館蔵
「紅葉可里図」大正中期 名都美術館蔵
「静御前」大正7年頃元京都市立竹間小学校蔵 (京都市学校 歴史博物館管理)
「楊貴妃」大正11年 松伯美術館蔵
「楚蓮香之図」大正13年頃 京都国立近代美術館蔵
「唐美人」大正13年 松伯美術館蔵
「男舞之図」昭和13年頃 名都美術館蔵
「梅花粧図(下絵)」明治30年 松伯美術館蔵
「遊女亀遊(下絵)」明治37年 松伯美術館蔵
「娘深雪(下絵)」大正3年 松伯美術館蔵
「焔(下絵)」大正7年 松伯美術館蔵
「草紙洗小町(下絵)」昭和12年 松伯美術館蔵
「雪月花(下絵)」昭和12年 松伯美術館蔵
「砧(下絵)」昭和13年 松伯美術館蔵
「静(下絵)」昭和19年 松伯美術館蔵
など本画10点、下絵、素描合わせて約10点を展示


平成25年8月13日(火)~平成25年10月14日(月・祝)
月曜日休館(9月16日、23日、10月14日(月・祝)、翌日休館)
午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
松伯美術館
奈良市登美ヶ丘2丁目1番4号




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