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松園を魅了した麗しき女性美 ~装いへのこだわり~

やっと懸案が片付いて、睡魔に負けてもよいのだけど (春眠だしね(^_-)-☆)
ひとっ走り、松園さんに会いに行ってきました。

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松園を魅了した麗しき女性美 ~装いへのこだわり~

今回は"装い"に主眼をおいた作品展です。

上手の手にかかると、どんなものでもさりげなく、何気なく感じてしまうけれど
様々に工夫し、素材も蒐集されていたことが素描などからもよくわかります。
出来上がった作品だけを見ればほんとうにさりげないのですけれど、髪型ひとつ、着物の意匠ひとつゆるがせにしなかった松園さんの凄さを改めて感じました。

松園さんご自身の言葉※も書かれていて、何をもってこれを選んだのか、どういう意図があるのかとてもよくわかり、本画は7点、あとは下絵や素描なのですが、これまでに拝見したことのない作品もあり、とても興味深い展で、堪能致しました。
その下絵に相当する本画を既に観ていて、構想の収斂を下絵で確認することができるからかもしれません。

で、本画がどこにあるかというと
名古屋市美術館での上村松園展にあります。(2013年4月20日[土]~6月2日[日])
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↑ これは奈良ホテルにある"花嫁"です。ふつうにロビーに架かっていてびっくりします。
あまり松園さんをご覧になったことのない方は、名古屋↑で見てからこちらをご覧になるとよくお分かりになるかと思います。

ぜひご覧ください。

松園を魅了した麗しき女性美 ~装いへのこだわり~

女性の装いにひときわ関心を示し、生涯にわたってその研究を重ねてきた上村松園。着物や帯、かんざしなどの詳細な描写は松園芸術の大きな魅力となっており、中でも髷の美しさは特筆すべきものがあります。幼い頃から髷を考案しては近所の友達の髪を結ってあげたと述懐する松園は「時代の美人画を描く心の中には、美しい日本髪が忘れられていくのを嘆く気持ちもある」と語り、髷を描く際には細やかで高い技術を駆使した表現を心がけ、他の作家の追随を許さぬ趣を漂わせています。

明治期には各年代の女性の装いを描き分ける楽しさを追求し、大正から昭和にかけては様々な時代の装いや、唐美人といった日本以外の装束も手がけています。さらに晩年に至っては家事を行う普段着の女性を取り上げ、日常の装いの中にきらりと光る美しさを描出しました。

女性ならずとも心惹かれる巧みな描写をこの機会にじっくりとご覧いただき、松園作品に託された日本の美意識をご堪能頂ければ幸いです。

本画約7点、下絵、素描合わせて約15点、その他着物や櫛(くし)、笄(こうがい)、簪(かんざし)、髷の鬘(かつら)などを展示

■会期:2013年3月19日(火)~5月12日(日)
■休館:月曜日(4月29日(月・祝)は開館、翌日休館。5月6日(月・振休)は開館、翌日休館。
■開館時間/午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
■会場:松伯美術館



※松園さん自身の言葉はこちらの随筆集から採られていました。

上村松園全随筆集 青眉抄・青眉抄その後

青眉とは、新妻が子どもを産んだら眉を剃り落として、その跡が青々と見えるのでそう呼んだそうです。
松園さんはしあわせの象徴として考えられていますが、松園さんと関連付けてしか語られない本当の死語になってしまっているようです。

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松伯美術館庭園の花々

mini_130409_1006.jpg しだれ桜

mini_130409_1100.jpg 利休梅

mini_130409_1102.jpg かりん

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