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特別展覧会 狩野山楽・山雪

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特別展覧会 狩野山楽・山雪 @京都国立博物館を観てきました。

奇想の系譜という本を読んで近世絵画史において長く傍系とされてきた岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳ら表現主義的傾向の画家たちに興味が湧いて、ホンモノを観たくなって。北斎ももちろんこの系譜。
国芳は1月に神戸で観たばかり。北斎は昨年11月。
この後、大阪市立美術館のボストン美術館展 日本美術の至宝(6月16日まで)で、伊藤若冲、曽我蕭白なども観ます。
← これはボストン美術館展で観られる蕭白の「雲竜図襖」(部分)

狩野派は、桃山時代狩野永徳(長谷川等伯のライヴァル)の死後、派を生き延びさせるために派を分けて長男の探幽は徳川、次男の孝信は宮廷、養子の山楽は豊臣についたんですけど、結果は山楽が貧乏くじを引いたことになってなんとか生き延びたものの傍流とされ、京都に残り以後京狩野という呼ばれ方をすることになります。
その傍流・京狩野が桃山の気風を色濃く残し、山雪、若冲、蕭白、蘆雪、国芳らに受け継がれていくということがなんとも面白いものですよね。
狩野永徳は息子があるのに山楽も養子にし、またその子・山雪も養子ということで、画才で継がれていることは重要だと思います。

ま、予習はこのくらいで、特別展覧会 狩野山楽・山雪 です。

とにかく見応えがありました~!(重要文化財13件、新発見9件、初公開6件を含む83件)
83件とは言ってもほとんどが襖絵や屏風という大作で、細部を観てもよし、引いて観てもよしで、ひとつひとつが面白く、素晴らしく、飽きない。時間が足りない。
図録は(結局邪魔になるだけなので)あまり買わないのですが、まだまだ観たくて、解説もじっくり読みたくて買ってきました。

◆山楽
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◆山雪
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◆山雪 上:群仙図襖 @ミネアポリス美術館
    下:老梅図襖 @メトロポリタン美術館
    元々は同じ襖の表裏だったもの
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  ↑ 例えばこの梅の木の枝ぶりの奇矯さが<奇想>とか<表現主義>とか言われる所以です。

外国の方が多く来られていたのが印象的でした。

12日までです。ぜひ!

特別展覧会 狩野山楽・山雪

狩野永徳展、長谷川等伯展から、数年ぶりの近世絵画の大展覧会です。

山楽・山雪の画系は、江戸の地に展開した江戸狩野に対し京狩野と呼ばれます。

京狩野は、独特の画風により幕末まで続きました。その基礎を固めたのが、初代の山楽と二代の山雪。彼らは、桃山・江戸初期という激動の時代に、存亡の危機に瀕しながら豊臣・徳川氏の仕事を獲得して生き抜き、魅力的な絵画を描いて大輪の花を咲かせました。

とくに山雪の驚くべき個性的な絵画は刺激にみち、今日においても、新鮮な視覚体験を提供してくれます。まさに18世紀の伊藤若冲・曽我蕭白らの先駆けで、いま最も再評価されるべき画家といえるでしょう。その造形の源泉は、初代の山楽にありました。山楽は、あの狩野永徳から造形の外面だけでなく、気宇壮大さ、明るく溌剌とした気分など内面レベルまで受け継いだ唯一の画家です。

彼ら実力派、初の本格的な大回顧展。濃厚華麗な障壁画等の大画面作品、代表作はもとより、新発見、初公開、欧米からの里帰り作品をふくむ名品80余件により、まぶしいほど魅力あふれる世界をご紹介します。

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2013年3月30日(土)~2013年5月12日(日)
京都国立博物館
京都市東山区茶屋町527



京都駅の八条口からプリンセスラインバスというものが出ているのを発見(!?)して東山七条まで乗ってみました。
要するに京都女子大へ行くスクールバスみたいなものですけど、なぜか一般客も途中でも乗り降りできます。
登下校時に限らずけっこうな頻度で出ていて(大学に登下校時ってないかもしれないけれど)、東山方面に行くには非常に便利。(八条口は新幹線や近鉄から近いので特に)
料金は普通の市バスと同じ¥220でした。
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