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街歩き・大和郡山

大和郡山市というのは奈良市のすぐ南隣の市で、桜のきれいな郡山城のあるところなのだけれど、郡山城の古い城下町に足を踏み入れたのは初めて…!

奈良・町家の芸術祭HANARART(はならぁと)2012が開催されているのを機会にうろうろしてきました。

実は↓の杉山小児科医院のお嬢さんとGWに奈良の近代建築を訪ねてツアーでご一緒してお知り合いになって、誘って下さったので。

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特に公開していなくても、このような建物が多く残っていて、ならまちと同じような雰囲気です。

和風の街並みに異彩を放っているのが、この建物。
<杉山小児科医院>
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杉山小児科医院

大正中期の洋風建築で、2006 年11 月に文化庁により登録有形文化財に指定されました。
木骨組のハーフティンバー様式で、屋根の5 基の尖塔(ピナクル)はこの建物をより一層引き締めています。例年、春と秋には建物見学会が開かれ、屋根裏のギャラリーも公開されています。建物の所有者はミニコンサートや展覧会等、建物を多目的に活用されています。

秋季・建物内部公開(無料)
2012年11月2日(金)・3日(土)・4日(日)(10時~17時)
屋根裏ギャラリーの公開
ひかりの間(ステンドグラス)の公開

奈良県大和郡山市本町  
TEL:09092566727



他の建物についてはこちら (naraなら奈良のページ)に詳しく…(・・;)

面白かったのは、<旧川本邸>です。
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旧川本邸
旧川本邸は、大和郡山の城下町の一角、その昔は花街として賑わった『洞泉寺地区』にある、大正13年建築の木造3階建ての遊郭建築です。大正13年~昭和33年まで遊郭として使用されていました。平成11年に解体されることになり、大和郡山市が保存活用のために取得し、現在は空き家状態となっています。
当時としては大変珍しい木造3階建てです。建物内部は今も遊郭当時の間取りがほぼ完全な形で残されており、当時の賑わいを今に伝えています。豪勢かつ優美な装飾がいたるところに見られ、その異空間は訪れる人を圧倒します。
しかし、耐震強度や防災・安全上の問題、さらには市財政の状況、そしてこの建物がかつて『遊郭』であったことなど、さまざまな問題が壁となり、これまで使われることなく老朽化だけが進んでいく・・・という状況でした。この状況を何とかしようと、2010年9月に市民のボランティアの手によって大掃除が行われ、その後も市民や学生によって少しずつ掃除や修繕を行っています。

大和郡山市洞泉町



遊郭(=売春宿)です。昭和33年(1958年)に売春防止法ができて、公式には存在してはいけなかったはずの建物が、現在まで生き残っていて、なおかつ市が莫大な公費(一説には2億)を使って保存に努めている…普通の人、しかも女性が眺めて歩く…
こういう場所を陽のあたるところへ出してしまうという感覚がどうもよくわかりませんが、建築的には面白いかな。
細い格子が窓を覆っているのが特異的です。
内部の作りも迷路の様で、小部屋が連なっています。
耐震基準には(もちろん)適合していないので、入口で住所氏名を書かされました。大地震が起きて、建物の下敷きになったら留守宅に連絡してくれるようです。
保存作業が終わっているのはまだ建築面積の半分以下のようで(3階はすべて立ち入り禁止)、往時はどんなに大規模だったか(しかも軒を連ねて)、保存作業が進むのが楽しみ(?!)です。

こちらは11日まで見学できます。
興味のある方はどうぞ。

帰ってから調べてみたら、大和郡山市には洞泉町界隈より遊郭建築の街並み(!)が残っている場所(東岡町=すぐ南)があって、そこが手入れに合ってフィリピン人の女性たちが摘発されたのは昭和も終わりの1986年だそうです。

<旧瀬川邸(旧植甚楼)>
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こちらも旧川本家同様、大和郡山市洞泉町にあり、同様に遊郭として使われていたのでしょうね。


ほんとは、町家の芸術祭と言うことで、若いアーチストの作品を展示していましたが、私は建物を見たいので、はっきり言ってじゃまでしたヾ(・・ )ォィォィ
はっきり言ってどれも美しいとも、素晴らしいアイデアだとも思えなかったし…(・・;)
   おばさんの感覚が古いと笑うなら笑え!
相乗効果を期待したのかもしれませんが、二兎を追うものは一兎をも得ずとは考えなかったのかしらねぇ。

まあ、でも遊郭なんてものが見学できたので、面白い経験でした。
時代小説にはよく吉原が登場して、微細にわたって、街の様子、建物の様子など書かれているんですけれど、もし焼け残ってたら、それを保存したでしょうかねぇ。
こういう微妙なものを保存した大和郡山市の勇気(蛮気?)を褒めておくかなぁ。

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奈良・町家の芸術祭HANARART(はならぁと)2012は、奈良県と県内で活動するまちづくり団体が連携して歴史的な町並み地域で開催する、まちづくり型のアートイベントです。

本県には魅力がある歴史的な町家・町並み地区が多数存在しています。しかし、空き家の増加と老朽化の進行により、良好な景観が失われ地区の活性化・安全性が阻害されるという問題に直面しています。また少子高齢化や人口減少が進むと同時に、住民の問題意識・当事者意識が希薄となりコミュニティが崩壊しつつあります。

今こそ私たちはこの歴史的な町に誇りを持ち、住民が主体となって地域力を向上させることにより、多くの人が集う魅力的な町へつなげていきたいと考えています。そのため、先人たちの知恵が残る「歴史的な町並み・町家」に斬新な発想の「現代アート」を組み合わせることで、町が今までと違う表情や機能を持ち、その可能性が広がると考え、昨年初めて奈良・町家の芸術祭HANARARTを開催しました。

昨年のHANARARTでは、地域の魅力発信、住民の町に対する誇り・愛着の醸成の機会となると同時に、「町家」と「現代アート」の新たな組み合わせで、今までなかった新たな交流が生むことができました。今年のテーマは『つなぐ』。昨年の『出会い』を大切にし、その想いを更につなげていきたいと思っています。訪れる方々に楽しんでいただくのはもちろんのこと、まちづくりの新たな可能性にチャレンジしていきたいと思っています。





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