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古事記の歩んできた道―古事記撰録1300年―

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今年は古事記1300年。
奈良国立博物館で開かれている 特別陳列 古事記の歩んできた道 ―古事記撰録1300年― に行ってきました。

古事記は正史扱いはされなかったのでその道筋はけっこう険しく、忘れ去られてもおかしくはなかったのが、本居宣長の研究「古事記伝」や明治時代に天皇の権威づけを必要としたこと、太安萬侶の墓誌の発見(1979)などがあって、残ってきている不思議さを改めて認識して、ちょっと感激!

本居宣長の研究「古事記伝」の草稿や、愛用の古事記(1644年の出版)の書き入れとか付箋の綿密さを目の当たりにすると、特に国文関係の徒ではないけれど、感動しました。

昨日から7月1日までは、現存最古の古事記・真福寺本(1371~2 もちろん国宝)のヤマトタケルの絶唱の頁が見られます。

  やまとはくにのまほろば
  たたなづくあおがき
  やまごもれる やまとし うるわし

この歌好きなんだなぁ。
大和盆地の真ん中あたりで、周囲を見渡して、たたなづくあおがき やまごもれるやまと を感じると、ヤマトタケルと同じ景色を見ているっていう共感!

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余談ですけど、今、亀ちゃんが四代目猿之助を襲名して「ヤマトタケル」を演ってますよねぇ@新橋演舞場
関西で観られるのは来年になりますけど、楽しみにしています。


特別陳列 古事記の歩んできた道 ―古事記撰録1300年―

平成24年(2012)は、和銅5年(712)に『古事記』が撰上されてから、ちょうど1300年の記念の年に当たります。
 『古事記』は、この国の建国の由来と、7世紀前半の推古天皇(554~628)までの歴代天皇のことを記した書物で、まとまった分量をもつ文献としては日本最古のものです。その編纂は天武天皇(631?~686)の時代に始まり、一時の中断を経て、元明天皇の時代に完成しました。序文によれば、天皇の命を受けた太安萬侶(?~723)が、稗田阿礼(生没年不詳)の暗誦する文を筆録したといいます。
 この展覧会では、『古事記』の現存最古の本(真福本)をはじめとする諸写本、『古事記』編纂と同時代に書かれた文字資料、本居宣長をはじめ後世に『古事記』を研究した人々の著作、江戸時代末から明治期に出版された絵入り本などを展示し、『古事記』という書物が1300年にわたって歩んできた、その軌跡を描きます。
 
平成24年6月16日(土)~7月16日(月・祝)
会 場 奈良国立博物館 西新館(第1室)
休館日 毎週月曜日
開館時間 午前9時30分~午後5時(毎週金曜日は午後7時まで開館)
※入館は閉館の30分前まで




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